夜間飛行  −小林丈人・戸谷 森・忽滑谷昭太郎・山口浩太郎

これまでこの画廊で個展をしてきた戸谷 森、忽滑谷 昭太郎、山口 浩太郎、と初めての小林 丈人。4人の画家のグループ展である。
各々、美大を出てから6,7年経ちアートについても熱く語りあってきた作家同士で、どちらかと言えば、それぞれの考えが、言葉では明確にならない部分を作品を展示することで、確認し合おうとの試みだったのではないかと思う。

絵画ばかり4人の作品を展示するのは、スペース的にかなり難しいのではないかと予想していたのだが、徹夜で格闘の結果見事に収まっていた。

画廊中央より少し奥の右側に、厚さ20cm、高さ90cm、横幅250cmほどの壁(仕切り)を設置し、画廊空間に変化を付けたことが、相互の作品を見やすくしたようである。

顔や手足、など身体をモチーフにした小林丈人は、油画、版画、木彫など、様々な技法の作品。
戸谷森は油画2点と紙に油彩のドローイング、忽滑谷は、油画2点、紙にアクリル、スプレーの絵画、紙に色鉛筆などの4点、山口は、油彩2点と木板の上に紙に水彩のドロ−イング(小)を5点それぞれ展示した。

個展とは異なる作品同士の絡み合い、というか、差異が顕になり、個性がぶつかり合う面白さも味わえて、見る方も刺激的で楽しい
グループ展の良さが出た展示だったと思う。
それに、何よりそれぞれの作家自身にとって、自分の作品が他者として確認できたことは大きな収穫だったのではないだろうか。

T/A

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