増川 寿一  「FLOW」

前回、2010年12月の個展の際、素材の塩の壁が一部崩壊した経験から、今回の塩の設置には、研究を重ね、安定感のある立方体の形態をとった。

床上60cm程の塩の台(2台)の上表面にそれぞれ、花粉が上昇し続ける様子の映像と、人が際限なく落下してゆく映像が投影されている。

浮上と落下の宇宙内での時間差、生命の鼓動を思わせる運動。

これらの詩的で美しい映像が観る者を魅了する。しかし、もうひとつ何か腑に落ちるものが必要なのではないかと思ったのは私だけだろうか。 次回を熱望する。

T/A

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