多和 英子ー身体と湿り気ー

多和英子は精力的に個展を1~2年毎に行っている。まず鉄筋棒を溶接して鉄板を作ることから始まるのだが、鉄の溶接の行為そのものに、自らの身体を委ねているところがある。正に鉄との一体感なのか・・・。
そんな多和が今回は珍しく、一部、インスタレーション状(そのような言葉、表現があるかどうか知らないが。)の作品を展示した。

これまでは、完成された作品が1点ずつ展示されていたが、今回は、画廊の入口から見下ろすとまず板状になる前の鉄筋棒がランダムに置かれているのが、目に入る。 奥には、昨年2人展に出品した鉄筋棒から成る立体の原型群。  一度、彫刻の原点に立ち返って、これまでとこれからを再考しているようだ。

2015年には、碧南、山形、日光、の美術館での展示がひかえている。まだまだ今後の活躍が期待される。

T/A

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